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USB-026で、シリアルインタフェースのLED表示モジュールを制御

2008/08/20-

 
 FTDI社のUSBチップ、FT245Bを使いやすい形で高速絶縁したUSB-026で、OSRAM社のクロック同期シリアルインタフェースの7桁ドットマトリクス表示器を制御してみました。
 USB-026のとOSTB#と出力データの関係が、ちょうどSPIのようにつかえ、COMポートからデータを送信することで制御することができます。
1バイトで1ビットと効率が悪いですが、ソフトウエア上の扱いがとても簡単だと思います。
 USB-026は絶縁型なので、実験部分の電源を落としても、Windows上からCOMポートは消えることが無く、通信ソフトなどのアプリケーションを終了するなどが不要な点は、思いのほか便利かと思います。
OSRAM社LEDモジュール SCE5783
USB-026との接続
 LEDモジュールとは、4本の信号線(及びGND)のみを接続します。このアプリケーションではPIは使用しません。USB-026の5V出力は容量が限られています。このモジュールは最大400mA近く電流が流れますので、5Vは別電源を用意することになります。
OSRAM
SCE5783
USB-026
信号名 方向 PIN# 方向 信号名
5V OUT 1 2 OUT 5V
GND I/O 3 4 I/O GND
SerialData PO0 OUT 5 6 IN PI0
PO1 OUT 7 8 IN PI1
PO2 OUT 9 10 IN PI2
PO3 OUT 11 12 IN PI3
PO4 OUT 13 14 IN PI4
PO5 OUT 15 16 IN PI5
/Load PO6 OUT 17 18 IN PI6
/Reset PO7 OUT 19 20 IN PI7
GND I/O 21 22 I/O GND
SerialCLK OSTB# OUT 23 24 IN INSTB#
INACK# OUT 25 26 IN READY
 上記の用に割り付けると、たとえば0xA0と送信するには、"00000101"を送信すれば良いことになります。/Loadを制御するには、、"A00000101AAA"
とすれば次図のような波形になります。("A"はPO6に1が立ちます)

本実験の場合は、上側のタイミングになります。(つまり/LOADがHの時もSDCLKが供給される)
 SCE5783はキャラクタゼネレータを内蔵していないので、フォントをアプリケーション側で持って送信します。
こちらのフォントを活用させていただきました。(カナ文字の含まれていい感じです・ありがとうございました

アプリケーション画面(注:USB-026ではボーレートは意味がなく、常に最大で通信が行われます)
クリックして拡大
実際の波形
  
テスト風景と表示例
 表示部のプログラムは参考までにご覧ください。

 以上みなさまのご参考になれば幸いです。

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