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USB-026とCPLDで検査システムを組む

2008/07/01-

 
 FTDI社のUSBチップ、FT245Bを使いやすい形で高速絶縁したUSB-026と、MAX-IIをもちいて簡単な検査治具を組んでみました。
USB-026とMAX-II搭載のブレッドボードACM-001-1270を使用しました。
 USB-026のINSTB#とOSTB#を直結すると、ちょうどSPIのようにつかえ、COMポートからデータを送信すると、エコーバックに読み出しデータが返ってきます。
1バイトで1ビットと効率が悪いですが、ソフトウエア上の扱いがとても簡単だと思います。
 USB-026は絶縁型なので、実験部分の電源を落としても、Windows上からCOMポートは消えることが無く、通信ソフトなどのアプリケーションを終了するなどが不要な点は、思いのほか便利かと思います。
実験風景
アプリケーション画面例
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注)USB-026では、通信速度は無効です。
SPI波形例
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(USB-026はデフォルトで5Vインタフェースであるので、直列抵抗を挿入しています)
 ここで、LD:LOAD信号、SCK: クロック(INSTB#とOSTB#を直結)、SDI(リードバック)、SDO:設定(送信)データ。
上の例では、33bit(+1bit)を約50[uS]でやりとりしています。
 CPLD(MAX2)の内部回路は公開いたしませんが、SCKに乗せてデータを受け取ると同時に返すもので、シンプルなものです。
 以上みなさまのご参考になれば幸いです。

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