USB-010 の簡易通信モニタ機能について

2016/04/08-

  当社の高速絶縁型 USB RS485/422変換器(USB-010)では内部に2ポートタイプのUSB UART 変換CHIPを搭載しております。
標準では未使用の二つ目のポートでは、簡易的な通信モニタ機能を組み込んでおります。
TXとRXのOR信号を受信しますので、全2重にTXとRXが同時に発生した場合は文字化けなどの現象となります。
このような簡易なものですが、ユーザアプリケーションに干渉することなくモニタできます。
以下に使用方法をご説明いたします。
なお本機能は非公式機能につき、サポートや保証はいたしませんので自己責任にてご利用頂くようお願いいたします。
(非公式ということは将来廃止されることも含まれます。また旧リビジョンには搭載されておりません)

■USB-010(H)の二つ目のポートを探します

 USB-010を正しく組み込んだ状態で、ユニバーサルシリアルバスコントローラから2つ目のポートをさがしてください。
ご覧のように、『VCPをロードする』のチェックが入っていないほうが二つ目のポートです。

 ■ USB-010が認識された状態

COMポートは1つのみです

■ チェック後画像

■ USB-010の再認識

 『VCPをロードする』にチェック後にUSB-010をUSBポートから抜き差しすることで、新しいCOMポートが現れます。
ご覧のように新しいCOMポートが現れました。このポートで通信をモニタすることができます
 

■ 通信ソフトで送信側、相手側、そしてモニタポートでモニタしている状態

当然ですが、モニタするCOMポートの通信条件は標準のポートと合わせる必要があります。またモニタするポートでは送信はできません。

クリックして拡大
 モニタが不要となりましたら、上記でチェックした 『VCPをロードする』については元に戻して頂くようお願いします
プログラムに自信のあるかたは、FTDI社のD2XX.SYSのAPIを用いることで、COMポートを導入しなくても、通信モニタを行うことが可能です。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
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